初心者が富士登山をより楽しめる5つのポイント
亮です。
先日、富士登山してきた。
いやあ、この景色をだよ、毎年行きたくなるのは。
でも、実はこれ、去年の写真…
ここ数年、毎年富士登山しているが、毎回御来光が拝める好天に恵まれていた。
そのためか、心のどこかで、富士山に行く時は雨は降らないと勝手な思い込みがあった。
偶々これまで天気が良かったものの、さすがに冷夏の今年はそうはいかなかった。
土砂降りの登山を経て、初心者が富士山に行く際にこれを知っていたらもっと安全に富士山が楽しめる5つのポイントをまとめてみた。
上級者にとってはむしろあたり前なことが多いかも知れないが、富士山は初心者が無茶する山なので、敢えて書いてみたい。
弾丸は絶対やめた方が良い
これはよく言われる話だが、なぜかよく根拠のない自信で弾丸で富士山に挑む初心者と出会う。
改めて言っとくが、絶対にやめるべき。
高山病は想像より遥かにしんどいし、危険。登山途中に顔真っ青で担がれて下りる人は何人も見てきた。
以前大丈夫だった人でも、天気、気温や体調によっても高山病に掛かりやすくなる。なるべく山小屋で休む時間をとるべし。
山の怖さを知ってる人ほど、慎重になるので、初心者はなるべく経験者について行こう。経験者が宿泊代をケチって弾丸スケジュールを勧めてきたら、絶対に胡散くさいからやめた方が良い。
7月中旬から8月中旬にスケジュールを組むべし
下界がカラカラに晴れて暑い時期は、実はもっとも富士登山に適している。
山小屋の予約は4月には始まるが、この時期であれば比較的ハズレが少ない。
富士山の山小屋は意外と評判が悪い
宿泊客以外はただでは休憩させてくれないし、雑魚寝だから、初心者はまず寝られない。
当日雨でも山小屋はホテル同様キャンセル料を取る
まあ、商売なので、批判は難しい。
天候が悪いのは不可抗力なのに、と言いたくなるが、山小屋はそんなこと構わずキャンセル料を取る。
スケジュールとった日が「雨」確定でも、山小屋のキャンセル(当日キャンセルの場合は全額キャンセル料が発生する)はできない。
バックレる猛者がいるかもしれんが、日程をずらせないかなど電話で相談するか、決行するのが普通。キャンセル料を喜んで払う人はもちろんこの限りではない。
7合目の山小屋がお勧め
富士山の山小屋は初心者からすると決して批判は良くない。
宿泊客以外はただでは休憩させてくれないし、雑魚寝だから、空気が薄い上に知らない人が隣で、耳の隣でいびきというもざらなので、初心者は環境に慣れずまず寝られない。
普通の人は御来光が見たいから、少しでも上の山小屋に泊まろうとするが、実はトラップがある。
8合目は同じ心理の人が多く集まるため非常に混む。そのため寝床もあり得ない位狭い小屋が多い。どう見ても3人でギリギリのスペースを4人で平気で寝させる。
一方7合目は翌日結構登らないと行けないので、意外と空いてるため、割と広々寝られる。
もう一つ、初心者は初日にあまり欲張って標高の高い小屋に泊まっても、呼吸が苦しくて寝られないことが多い。
小屋が混んでる玄関近くで座って深呼吸するしかないので、何のためにここに金を払っているのか、悲しくなる。
こちらは7合目トモエ館、個人的には満足。
ちなみに今回泊まった八合目の小屋は、このスペースで4人で寝ろと言われた。
レインウェア、靴はマジで揃えるべし
自分もそうだったが、雨と分かっていて適当な合羽を持って行くと最悪な事態になる。
なぜならしっかりした生地ではない場合、長時間雨に晒されていると安い合羽は中まで濡れてしまうのだ。つまり意味なしってこと。ゴアテックス
靴もある程度しっかりした登山靴でないと中まで濡れて滑るので、危険。特に下山の時に威力を発揮する。
結局山歩きは一通りの装備を揃えるべくお金が掛かるものと素直に受け入れないと山には行くべきではない。命に関わる。
スニッカーズ最高
スニーカーを履いて山行けとは言ってない。
山に行く際の携帯食は必ずスニッカーズにしている。でかいサイズではなくて、一口サイズの方。
手早くエネルギー補給できて美味しい。ただ、甘いものを取り続けるとさすがに飽きがくるので、塩気のものも持っていくと満足度が大分違ってくる。
例えばコンビニの燻製たまごとか、山で疲れた時にたべるとこれ以上ない美味に。
以上、よくある注意事項とは少しずれているが、自分の経験に基づいた注意事項をまとめました。
来年行けるかな。また御来光見たい。
ではまた。