柴田亮のブログ

30台後半のITエンジニアの自分探しを綴ります。

仕事がつらくてつらくて、転職を考えているあなたへ

こんちには、亮です。

転職したいと思う人はいろいろパターンがある。給料が低いから、もっと他にやりたいことがあるから、会社の人間関係、今の仕事がうまくいかないから、などなど。

 

今日は「今の仕事がうまくいかないから転職したい」パターンについて考えてみようと思う。

 

思い返せば、自分もそうだった。

文系出身で、単純に映画のハッカーがカッコ良いと思っただけで、IT業界に飛び込んでしまった。最初はプログラマとして左も右も分からず、何をやってもうまく行かなかった。

「なんで先輩がそんなにきついことを言うんだよ」とか

「なんで先輩が教えててくれねえんだよ」とか

「こんなの、初めて携わるんだから、そこまで分かる訳ないだろう」とか

・・・

とにかく、仕事場から脱出したかった。

 

転職活動もいろいろした。仮病も使って休んだ。だけど、転職活動だって何一つうまくいかない。

 

転機

実は僕は今でもその会社に勤めている。今は、割りと活き活きと働いている方。

僕にとって、劇的に変わった瞬間があった。それは、人を変えることはできないが、自分なら変えられるという言葉との出会いだった。

ある人生の先輩がこう言った。

想像してご覧、海の中でガチガチに力を入れてもがくとどんどん沈んでいくが、力を抜いて、リラックスすれば、その瞬間から浮かんでくる。

海は何も変わっていない。変わったのは、自分が力を抜いたという点だけ。でも結果は正反対。仕事も一緒だよ、と。

それまで、自分は、とにかく仕事がうまくいかないことを人のせいにしていた。

そんな気持ちが回りの人にも伝わるんだろうね。

自分が反発の念ばかりもっていたら、周りの人も反発して、それがぶつかった時は、結果として2倍となって自分にはね返ってくる。

 そして僕が気づいたのは、今の悪い状況を作り出しているのがすべて自分だったということだった。

叱られる時は、すぐに腹を立てて反発するのではなく、相手の立場に立って物事を考えてみる。まずは自分の中にに原因を探すことにした。

先輩はただで自分に教える義務はない。むしろ自分が積極的に質問してないことが原因。

仕事の背景が分からないのは、自分の下調べが足りなかった。失敗したのは仕方ないから、次回はこれを教訓にもっと調べよう。

 

とにかく人間は、負のエネルギーが掛かると、どんどん負のスパイラルに引き込まれる。

失敗してもあまり深く考えずに、負の状況を少し前向きに変えて考えてみる。後は現場経験をひたすら積む。

自分が先輩の立場になって

後輩を見ていると、何も分からない割りにはこれはできないだ、あれもやりたくないだので、こちらの言うこともろくに聞かずに、アウトプットできない後輩はやはり好きにはなれない。

仕事が分からなくても、とにかくこちらが言ったことに対して熱心に取り組んでくれて、自分なりに調べて、最終的には二人三脚かも知れないがアウトプットを引き出せる後輩がそりゃあ可愛いっつうことになる。

自分が先輩、上司だったら、どっちと一緒に仕事したいか、この思考、感覚をもっと若い自分には欲しかった。

逃げるだけの転職は失敗する

負のエネルギーは、面接官にも分かるもの。

逃げるだけの転職は、例え採用されても、仕事や人間関係に対する心構えが変わらなければ、また同じことになるのは見えているもの。

石の上も三年は、あながち間違った言葉ではない。3年やってやっと見えてくるものがある。僕の場合、6年かかった。

 

ありがちな話になってしまった。しかし、これは体験してからこそ分かる話。

理屈が分かっていも負の状況の中ではなかなか気付くことができない。もっと早い段階にこの考え方を知っていたらと思うことが度々あったので、敢えて書いてみた。

 

下記本ももがく自分が個人的には参考になった一冊。仕事や立場は違えど、考え方は同じなんだなと思った。

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今日もありがとうございます。